ご高齢者の患者様には口腔ケアを中心に行い、歯周病の予防などを行っていきます。
歯の健康と体の健康は密接な関係があります。全身疾患や誤嚥性肺炎などの対策としても有効です。
歯石除去やブラッシング及び指導
歯ぐき、粘膜のマッサージ
リハビリテーション(舌や口唇の機能の回復運動)
口腔ケアの自立のための指導
口腔ケアは、年齢を問わず健康管理に欠かせない重要なケアです。
お口の中(口腔内)を清潔に保つことは、健康管理上とても重要なケアのひとつです。放置状態のままだと、虫歯、歯周疾患、摂食嚥下障害(※1)、誤嚥性肺炎(※2)など様々な疾患の恐れがあります。
定期的な口腔ケアをきちんと行う事によって改善・予防が可能となります。
歯の健康と体の健康は密接な関係があります
現代、口の中の細菌が肺に入って起こる誤嚥性肺炎で多くの高齢者が亡くなっていると言われております。
要介護高齢者の直接的死亡原因で肺炎は最も高い割合を占めており、全体の30%強と言われております。
口腔ケアを実施した人と実施しなかった人を比べると、肺炎の発生率は40%減少させる効果があるとも言われており、この誤嚥性肺炎の予防に口腔ケアが非常に有効である事がお分かりだと思います。
※1 摂食嚥下障害とは
水や食べ物がうまく飲み込めなくなったり肺の方へ行ってしまうようになることを嚥下障害と言いますが広い意味で口から食べられなくなることを「摂食嚥下障害」と言います。
※2 誤嚥性肺炎とは
嚥下障害などにより、口腔内の細菌が気道に入り込むことでおきる肺炎です。誤嚥性肺炎を発症すると熱、咳、痰の三兆候のみでなく、体自体の元気もなくなります。
当院は入れ歯治療にも特化しております。
「入れ歯があわない」「入れ歯でストレスを感じる」「入れ歯を交換したい」など、お気軽にご相談ください。