口腔内の病気の代表的なものは、虫歯と歯周病です。
共に細菌によって引き起こされる感染症ですので、お口を清潔な状態に保つことで予防することが出来ます。
当院では親身に皆様の歯を治療、予防していきたいと考えております。
定期的な検診(数ヶ月に1回程度)で健康な歯を保ち、良質な生活を送っていただけることを願っています。
歯石取り、PMTC、フッ素塗布、ブラッシング指導などで虫歯・歯周病の予防に努めておりますが、やはり最高の予防法は「自己管理」にあると考えられます。 しっかりと予防すれば十分に虫歯、歯周病を防ぐことが出来ます。
スウェーデンでは30年以上前から、定期的なメンテナンスを国民に義務付けてきた結果(最低3ヶ月に1度は歯のメンテナンスを受けるという義務です)、80歳で平均25本の歯が残っているという驚くべき成果が表れています。
虫歯だからといって簡単に削ったり、詰め物をしたり。さらには神経を取ったり、歯を抜いたり、また前後の歯を削りブリッジしたり…。将来的には削ったその前後の歯が悪くなり…。これでは同じ事の繰り返しで何の為の処置かわかりません。
何度も治療に通い、ストレスを感じ、しかも費用までかかってしまいます。
当院は「歯をできるだけ抜かず、残し、骨を守る」事に重点を置いていきたいと思います。
そして何より「患者さんの大切な歯を守る」という信念を持って治療に取り組みます。
35歳~44歳の人ではおよそ85%、45歳~54歳では約90%の人が、歯周病にかかっていると言われています。
つまり、ほとんどの大人が程度の差はあっても、歯周病にかかっているといっても過言ではありません。
歯周病は虫歯と並んで、もっとも歯を失う原因の要素としてもあげられます。
さらに、動脈硬化や糖尿病などの全身疾患との深いかかわりが指摘されるようになっています。
歯周病を予防することは、体全体の健康を維持するための重要な要因となります。
当クリニックは、なるべく痛くない治療を心がけております。
お子様にとっては「歯医者=痛い・行きたくない所」というイメージが大きいと思います。
なるべく痛くない治療をこころがけ、治療やケアを行ってまいります。
最初は当院に慣れて頂き、無理をせず治療を進めます。楽しく虫歯予防ゼロを目指しましょう!
乳歯でも虫歯になった場合、適切な治療が必要です。
虫歯を放置して、早期に抜歯が必要になると、永久歯の歯並びにも悪影響を及ぼします。
乳歯の正常な生え換わりが、良い歯並びの為には必要です。
ただ、当院では緊急の場合を除いて、強制的な治療は行っていません。
お子様にも人格があります。
「歯医者嫌い」にならない様、可能な限りの無痛治療を心掛けています。
まずは当院に慣れて頂き、無理をせず治療を進めます。乳歯だからといって、決して妥協せず永久歯と同レベルの精度を求めています。
歯は、一度穴があくと、元の状態には戻りません。
詰めものをしても、いつかは外れてだんだん大きな詰めものになっていきます。削っていない歯が一番強いのです。
また乳歯が虫歯になると、大人の歯も虫歯になりやすいです。大人の歯に生えかわる間に、お口の中が虫歯になりやすい環境になっているからです。
後悔しないために、虫歯予防のポイントをいくつか挙げたいと思います。
フッ素
乳歯や生えたばかりの永久歯は、まだ軟らかく、虫歯になりやすい状態です。
フッ素を塗布することにより、歯の表面を硬くし、虫歯になりにくくする効果があります。当院では、毎日自宅で行うフッ素うがいをおススメしております。ご自宅でのうがいはお子様への負担も少なく、一番効果が高いと言われております。
シーラント
奥歯の溝は汚れが残りやすく、虫歯になりやすいものです。
その予防として、歯を削らずに溝の深いところだけを特殊なプラスチックで埋める、「シーラント」という予防治療が有効です(保険適応)。大人の歯が生えてきたら、順にシーラントをつけることをおススメします。 毎月のメインテナンスではお子様も染め出し(汚れをピンクの液で染めます)し、実際に汚れている部位を確認してもらいながら汚れを落としていきます。お家でも汚れがつきやすい部位を自分で確認してもらうことで、虫歯を予防して行きましょう。
当院は北九州市歯科検診等登録医療機関です。
・1歳6ヶ月児歯科健康診査
・1歳6ヶ月児フッ化物塗布
・3歳児歯科健康診査
ママと生まれてくる赤ちゃんの歯の健康をサポートします!
当院では、虫歯や歯周病を悪くしないで、お母さん自身が健康になり、元気な赤ちゃんを産んでほしいと思っています。
妊娠中のお母さん、そして生まれてくる赤ちゃんのための歯科でありたいと考えております。
妊娠中に虫歯予防、歯周病予防をすると、出産後の感染リスクを減らすことができます。
生まれてすぐの赤ちゃんのお口の中には、虫歯の原因となる細菌は存在しません。 大人(お母さん)からの口移しやキス、スプーンや箸により、ミュータンス菌などの細菌が増えて虫歯になります。
大人(お母さん)からもらった細菌が多いか少ないかで虫歯になりやすいか、なりにくいかが決まってしまいます。お母さんのお口の中に虫歯がなく、清潔であれば、お子さんも虫歯ができにくくなるということです。
お母さんの虫歯の治療や予防をしっかりすることで、お子さまとのスキンシップも充実できます。
当院は北九州市歯科検診等登録医療機関です。
・妊産婦歯科健康診査